サンスケ。

我社でよく飛び交う言葉のひとつです。

サンスケとは、「三角スケール」の略です。建築業界特有のツールの一つです。上の写真を見てもらえれば分かるように、何とも奇妙な形をしていて初めて見た方は、目が点になります（笑）真横から見ると普通の定規のように見えますが、断面が三角形になっていて、目盛りのついた面が３面あるんです。しかも、ひとつの面の上下に縮尺の違う目盛りが２つあるので、合計６つの縮尺の違う目盛りがあることになります。具体的には、1/600、1/500、1/400、1/300、1/200、1/100です。

日々、使う図面には、様々な縮尺のものがあり、その縮尺に合わせて使い分けるのですが、これが無いと通常の定規で長さを計って縮尺を考えながら計算機で計算する手間がかかりますし、目盛りと目盛りの間を目検討で読み取るので、正確さに欠けたりするんです。そのことを思えば、実にありがたいツールなんです。